今回は大学入試対策講座として、中央大学(2020年)の問題を扱います。
文法知識があれば瞬時に解ける問題です。まずは、自分の力で答えを考えてみてください。
問題に挑戦
In her speech, the president ( ) that the UN should set up an independent center to address global warming.
選択肢には異なる動詞が並んでいます。文の意味だけでなく、後ろに続く「that節の形」に注目することで正解を絞り込むことができます。
(少しスクロールすると解説があります)
解説:「提案・要求」を表す動詞のルール
今回の問題のポイントは、空所の後ろにある that節の中身 です。
1. 文構造の確認
... the president ( ) that the UN should set up ...
that節の中で should set up が使われています。
実は英語には、「提案・要求・主張などを表す動詞」の後ろのthat節では、動詞を原形にする(またはshould + 原形)」という重要なルールがあります。
以下の動詞が来た場合、後ろのthat節内は動詞の原形(またはshould + 原形)になります。
- propose(提案する)
- suggest(提案する)
- demand(要求する)
- recommend(勧める)
- insist(主張する)
- request(要求する)
2. 正解の導出
選択肢の中で「提案する」という意味を持ち、この文法ルール(that節内に should set up を取れる形)に当てはまるのは (d) proposed です。
意味的にも「大統領は...設立するべきだと提案した」となり、文脈に合致します。
- (a) produced(生産した)
- (b) progressed(前進した)
- (c) promoted(促進した)
これらは文法的にも意味的にも不適切です。
この知識は入試頻出です。「感情・判断を表す形容詞」や「必要・緊急を表す形容詞」でも同様の形をとるパターンがあるので、合わせて確認しておきましょう。
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