今回は大学入試対策講座として、青山学院大学(2020年)の問題を扱います。
関係詞の知識を確認する良問です。まずは20〜30秒ほど考えて、自分なりの答えを出してから解説を読んでみてください。
問題に挑戦
I am looking for a house ( ) I can live with my family and two dogs.
選択肢を見ると、関係代名詞・前置詞+関係代名詞・関係副詞が並んでいます。
英文の構造から、空所に入る適切な形を見極めましょう。
(少しスクロールすると解説があります)
解説:関係詞の使い分けと動詞の語法
この問題のポイントは、「関係節の中で何が欠けているか」と「動詞 live の語法」です。
1. 関係詞の種類と「欠け」の関係
関係詞を選ぶ際は、後ろの文(関係節)の構造をチェックすることが重要です。
- 関係代名詞 (which / who):主語や目的語など、文の主要素が欠けている。
- 前置詞+関係代名詞 (in which etc.):文の主要素は揃っている(「前置詞+名詞」のかたまりが欠けている)。
- 関係副詞 (where / when):文の主要素は揃っている(場所や時を表す副詞要素が欠けている)。
2. 元の2文を復元して考える
今回の文を2つに分けて考えてみましょう。
1. I am looking for a house.
2. I can live in it with my family and two dogs.
先行詞は a house です。
2文目を見ると、本来あるべき in it(その家で)という部分が関係詞になって前に出ています。
ここで重要なのは、live という動詞の使い方です。
「家に住む」は live in a house と言いますね。
- 後ろの文は
I can live ...となっており、主語(I)も動詞(live)もあります。 - ただし、live は自動詞なので、目的語は不要ですが、場所を表すには in + 名詞 が必要です。
- 今回欠けているのは文の要素(SやO)ではなく、「in + 場所(it)」という修飾語のかたまりです。
- したがって、関係代名詞(which)単独ではなく、「前置詞+関係代名詞」または「関係副詞」を選びます。
3. 選択肢の検討
- (A) which:後ろにSかOの欠けが必要ですが、今回はありません。×
- (B) for which:
live for(〜のために生きる)という意味になり、文脈に合いません。× - (C) where:先行詞が場所(house)で、後ろの文に要素の欠けがないため適切です。○
- (D) for where:文法的に不自然な形です。×
もし前置詞+関係代名詞を使うなら、in which であれば正解になり得ます(live in ... なので)。
今回は選択肢に in which がないため、同じ働きをする関係副詞 where が正解となります。
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