鈴鹿市で大学受験専門の個別指導塾を運営しています。
今回は立命館大学2021の英文法問題を使い、自動詞/他動詞と受動態の本質を解説します。
実際に偏差値を20伸ばした指導内容をベースにしています。
問題に挑戦!
まずは、以下の問題を見て、自分なりに答えを出してみてください。
(※解説へ進む前に、一度ここでストップしてじっくり考えることをお勧めします)
The curtain on Act III of the opera was finally ( ).
- (1) raise
- (2) raised
- (3) rise
- (4) risen
この問題、選択肢の4つの単語を見て「あること」に気づけるかどうかが鍵になります。もし気づけない場合は正解するのが難しいため、必要な知識を一つずつ整理していきましょう。
この問題で問われている3つの知識
今回求められている知識は、大きく分けて以下の3点です。
- 一般動詞の「自動詞」と「他動詞」の区別
- 文型(SV, SVOなど)の知識
- 受動態の仕組み(特に能動態との関係性)
これらを理解した上で、選択肢の違いを見極める必要があります。少し説明が複雑になりますが、順を追って解説します。
1. 自動詞と他動詞の違い
まず、自動詞と他動詞の決定的な違いは何でしょうか?
ここが分からないと自信を持って答えを選べません。
- 自動詞
直後に前置詞やカンマ・ピリオドが来ます。
例:go(行く)→I go to school.のように、直後にtoなどの前置詞が来る場合、これは自動詞と判断できます。(第1文型:SV) - 他動詞
直後に目的語(名詞)が来ます。
例:make(作る)→She makes a cake.のように、間に前置詞を挟まず、直後に名詞(対象物)が来ます。(第3文型:SVO)
2. 受動態の本質的な仕組み
次に「受動態」についてです。
「be動詞+過去分詞形で『〜される』という意味になる」というのは基本知識ですが、入試問題を解くには、もう少し深い構造理解が必要です。
能動態から受動態への変換プロセスを考えてみましょう。
能動態:
She makes a cake.
(SVO / 第3文型)
⬇︎
受動態:
A cake is made by her.
(SV / 第1文型)
重要なのは、「能動態の目的語(O)が、受動態の主語(S)になる」という点です。
つまり、受動態の文を作れる条件とは、元の能動態の文に「目的語」が存在することです。
これを逆説的に考えると、以下の法則が成り立ちます。
能動態で他動詞(目的語をとる動詞)が使われていないと、受動態にはできない。
受動態の文を見た時は、元の能動態に戻して考えた際、その動詞が「他動詞」でなければならないという理屈が成り立ちます。
3. 問題の解法:rise と raise の区別
以上の知識を踏まえて、今回の問題と選択肢を見てみましょう。
選択肢には rise と raise の変化形が並んでいます。
- rise(上がる):自動詞
変化:rise - rose - risen - raise(上げる):他動詞
変化:raise - raised - raised
問題文は was finally ( ) となっています。finally は副詞なので文法構造上は無視して考えると、was の後ろに動詞が入り、受動態(受け身)の形を作ろうとしていることが分かります。
先ほどの理論の通り、受動態にできるのは「他動詞」だけです。
したがって、他動詞である raise の過去分詞形を選べばよいことになります。
riseは自動詞なので受動態不可。raiseは他動詞なので受動態可能。
よって、正解は他動詞の過去分詞形である (2) raised となります。
このように、「受動態の文構造」と「自動詞・他動詞の区別」をセットで理解していることが、難関大合格への鍵となります。
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